The All Mountain Board : singular

The All Mountain Board : singular

こんにちは!今日はamplidの顔とも言えるボードsingularのレビューをしたいと思います。
singularはamplidが自信を持って『これ1本あればすべてオッケー!』と言えるオールマウンテンボードです。

どちらかといえばamplidは特定のライディングスタイル(カービングに振ったりパウダーに振ったりと)に沿ったボードを好んでいますがすべての人にマッチするボードを作ろうとしたのがsingular projectです。


「世に出回るオールマウンテンボードは本当にすべての条件で気持ち良く滑れるの?どっか犠牲にしてない?」
「パウダーの浮遊感は必要だよね!でもパウダーボードのノーズのように圧雪でパタパタするのは気持ち良くない。圧雪もキレキレで!」
「ディレクショナルでテーパー入っててもスイッチライディングも捨てたくない!」

「じゃあ1本でなんでも出来る板を作ろう」

「one board in the trunk only(車に載せてくのはこれ1本だけ)」

そして出来上がった板がこのsingular
初めて乗った時の感想は「えっ?気持ち悪い…」
なぜかというとその日はバーン状態は柔らかすぎないけど少し荒れてきている状態なので少し構えてたんですがなんの抵抗も感じずスーっと切れていく滑らかさに違和感を感じました。
リフト三本目くらいになるともうこの板じゃないと嫌だなと思えるくらい気持ち良くなります笑 写真は試乗会で気持ちよくなったみなさま笑

前回の記事に書いたVISCODAMPという衝撃吸収素材がノーズのバタつき滑らかにしてアウトラインに合わせて体重移動すれば簡単に曲がっていく。決して柔らかいわけではなくちゃんと芯がある感じ。ファイバーグラスも三軸ファイバーグラスだと硬くなりすぎるから新開発のクアドラックス(二軸ファイバーに薄いファイバーグラスを30°に配置)を使い二軸ファイバーグラスよりも捻じり剛性を出しているので反応も良い。
テールがスクエアで大きく見えるがターン後半までエッジが抜けずに入ってくれるのとパウダーの日はテールを踏めばスクエアテールが雪を押して推進力が生まれます。
どのシチュエーションで乗っても安心して使える本当のオールマウンテンボードだと思います。

僕が使っていたのは現在販売されている24-26モデルではなく22-24初期モデルですが
現行モデルは初期モデルよりも進化していて足下にpontoon beamsというカーボンの細い糸を敷き詰めてフレックスを損なう事なくエッジtoエッジの反応を早め足下の安定感もアップしてます!


singularのオススメポイント

・VISCODAMPが振動を吸収してくれる
・柔らかすぎず硬すぎず
・アウトラインが秀逸でターンが気持ちいい
・ノーズロッカーとスクエアテールでパウダーの浮きと推進力もある
・pomtoon beamsでエッジの反応も早く足下の安定感も強い
・サイズ展開が多いので女性も乗れる


実際、試乗会で一番人気だったのがsingular。
戻ってきたお客さんみんな「乗りやすくて驚いた」と口を揃えていました。

まさに誰が乗っても気持ちよく滑れる魔法のようなオールマウンテンボード。
少しでも気になった方は、ぜひ来シーズンの試乗会で体感してみてください。
きっと"探していた一本"に出会えるはずです。

asai

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